FMSとは、米国の理学療法士Gray Cook、アスレティックトレーナーLee Burtonらが代表を務める米国Functional Movement Systems社によって開発された動作スクリーニングです。
株式会社Functionalは、2015年より、日本国内におけるFunctional Movement Systems社のパートナーとして、日本国内における教育・関連事業に従事してきました。
FMSは、疼痛のないクライアントを対象とし、発育発達の原理原則に基づき、日常生活、労働やスポーツ動作の中で使用される7つの機能的動作・ファンクショナルムーブメントに対する包括的なスクリーニングと付属するテストに基づく評価介入システムです。SFMAは、FMSの医療モデルであり、動作に基づくアセスメントを通じて、痛みとその原因を鑑別することができるツールです。
その後、FMSとSFMAは、MLB、NBA、NFL、NHLの米国4大プロスポーツリーグ、欧州プロサッカークラブ、各国の代表チーム、軍、パフォーマンス センター、フィットネスクラブ、医療機関・クリニック、地方行政・公共団体、企業などが採用してきました。
☑️ 世界40カ国、16言語で開催され、これまでに全世界でトレーニング指導者、リハビリテーションの専門家など70,000人が受講
☑️ 2023年1月時点で、FMSに関する300以上の原著論文が公刊
☑️ FMSは、システマティックレビュー・メタアナリシスによって、検者内・検者間信頼性が証明されています。
医療従事者・セラピスト・治療家の皆様
SFMA レベル1
SFMAは患者が既に痛みを感じている場合に、その痛みの原因を明らかにするための初期アセスメントとして機能します。
SFMAはロジカルで段階的なステップを通じて患者の動作を評価、分析し、痛みや機能不全の原因を特定することを可能にし、動作に基づく鑑別診断を提供します。
このアプローチは、患者が痛みを感じる場所だけでなく、その背後にある機能的な問題を理解するのに役立ちます。痛みの原因を患者にストーリーとして説明することが可能となり、それを患者が理解することで、治療やリハビリテーションへのコンプライアンスを向上させることができます。
また、SFMAが提供する動作に基づく鑑別診断は、単なる症状の緩和だけでなく、患者が日常生活で機能し、複合的な動作パターンを取り戻すための治療プランを構築する上で役立ちます。FMSが治療・ケアプランに組み込まれることで、患者のリハビリテーションの進捗をモニタリングし、適切なタイミングで活動再開の準備を整えるのに役立ちます。この統合的なアプローチにより、医療従事者は患者を単なる症状の緩和だけでなく、健康的な動作のライフスタイルへと完全に復帰させることができます。
FMS セミナー1 & 2
患者が元のフィットネスやパフォーマンスレベルに復帰できるようにすることが我々のリハビリの最終目標です。FMSは、患者がよりアクティブなライフスタイルへの次のステップに進む準備ができているかどうかを評価・測定し、より効果的、効率的な方法で、アクティブなライフスタイルの確立に寄与します。
SFMAセミナーレベル2
SFMAの所見に基づいた介入に焦点を当て、モビリティーとスタビリティ・モーターコントロールの両方の機能不全に対する治療について理解を深めます。
FMS/SFMAらしいロジカルなステップを触診にも応用することで、関節のモビリティ機能不全という概念すら新しく塗り替えられ、これまでの触診の概念を大きくアップグレードする機会となるでしょう。
パーソナルトレーナー・インストラクター・トレーニングコーチ・運動指導者の専門家の皆様
FMS レベル1 & 2
運動指導者のプロとして、私たちはクライアントやアスリートから信頼され、クラアインとの健康、フィットネス、パフォーマンスを向上させることが求められています。
ファンダメンタルな動作の原理・原則を理解することは、成功へのプロセスを効果的かつ効率的にデザインするために不可欠です。
私たちのシステムを通じた旅は、FMSレベル1から始まります。
FMSセミナーでは、動作・ムーブメントについての理解を深め、ベースライン・初期評価を設定することで、どのようにサービス全体にプラスの影響を与えるかを学びます。そのベースラインとなるツールがFMSであり、クライアントの最大のトレーニング・運動の機会がどこにあるかをピンポイントで特定するのに役立ちます。
FMSレベル2では、隠れた動作の制限のために、クライアントやアスリートがまだ発見できていない可能性を明らかにすることで、ムーブメントの向上に向けた実行可能なステップを踏む方法を学びます。
許容できる範囲の一連の動作コンピテンシー・能力が満たされたならば、より高いレベルのキャパシティ テストであるFCS(Fundamental Capacity Screen)に進むことになります。